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イベント報告
2016.10.20
友の会バスツアー2016 奈良・世界遺産の旅
- 日 時
- 2016/10/18(火)
ご報告
10月18日、絶好の行楽日和となり49名(事務局職員含む)の参加によりバスツアーが催行されました。
今回のツアーのハイライトは、春日大社のお砂持ち行事の参加でした。
申込み初日で既に満席となり、その人気が伺えます。
お砂持ち行事とは、20年に一度御本殿を新しくする式年造替行事の1つにあります。参拝者は御本殿前に布袋に入ったお砂を取り出し納めました。
また貴重な本朱で塗られた御本殿や描き直された障壁画も間近で拝見する事ができました。参拝記念としてお砂袋と鮮やかな藤色の輪袈裟とステンド風藤巴紋根付を頂き特別な思い出になりました。
式年造替にあわせて新装された国宝殿(旧宝物殿)で特別展も拝観しました。
先ず1階に鮮やかな色使いの一対の鼉太鼓(だだいこ)に圧倒されました。
2階に上がると金地螺鈿毛抜形太刀などの刀剣類をはじめ、赤糸威大鎧などの甲冑類、工芸品などの展示を拝観しました。当時の製作技術力に驚かされる名宝ばかりです!
次に興福寺国宝館を訪れました。こちらは、有名な阿修羅像を始め、板彫十二神将立像、特に木造千手観音菩薩立像は5m以上の高さがあり迫力がありました。
町を散策すると神の使いとされる鹿があちこちで見られ奈良ならではの光景でした。道路上に鹿が座っていてもクラクション1つ鳴らさず車が行き交う光景にもビックリです。
奈良を満喫できた楽しいバス旅行でした。また次回皆様のご参加をお待ちしております。
最後にご参加して下さいましたA.Kさんのご感想を掲載させて頂きます。
ありがとうございました。(C.N)
【ご感想】
コンサートホール友の会主催の「バスツアー奈良・世界遺産の旅」に参加しました。
春日大社は第六十次式年造替に当たっていて、「本殿お砂持ち」と言う行事に参加することができました。
『お砂持ち』という言葉は初めて聞いたので、どんな事をするのかと興味がありました。
まず、輪袈裟のような、紫色で下がり藤の春日大社の紋所が染め抜かれた手拭を首にかけて、小さい砂袋(白地に赤字で「お砂持」と染められている巾着袋)を受け取りました。
砂袋(砂金袋だともっとよかったけれど・・・)はかわいくて、中の砂(さらさらの砂じゃなくて小さい石粒)を本殿前の白洲のような所に置いてから袋は持ち帰ることが出来るのでいい記念になります。
珍しい行事に参加できたうえ、春日大社国宝殿ではすばらしい武具の展示、興福寺国宝館では日本の国宝の中でも屈指の仏像をまじかで拝見できました。
美少年のように美しいので有名な阿修羅像も思う存分見惚れることができて本当に楽しい一日でした。
時間配分に無理がなく、あちこちゆっくりと散策しながら見物できました。
お世話をしてくださった役員の皆さんや係の方々に感謝しております。
また参加したいと思います。ありがとうございました。