FACILITY施設情報

能楽堂

能楽堂

切妻造りの屋根と総桧張りの能舞台は、そこに足を踏み入れた者を一様に、“雅”の世界へ引き込んでくれます。桃山時代を意識したこの能楽堂は、能・狂言ばかりでなく、琴・三味線・尺八をはじめとする邦楽や舞踊等、他の伝統的な舞台芸術にもご利用いただけます。

能楽堂 座席表・施設概要

能楽堂 座席表イメージ

  • フロアマップ1
  • フロアマップ3
  • フロアマップ6

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見所(客席) 458席(正面205席、中正面127席、脇正面126席)、車椅子席3席
本舞台 3間×3間
地謡座 4尺×3間
後 座 2間×3間
橋掛り 1.5間×6間
鏡の間 36㎡
板の間 15畳相当(装束の間、練習用の部屋として使用可)
楽 屋 楽屋1: 7.5畳、楽屋2: 10畳、楽屋3: 12畳、楽屋4: 21畳、楽屋5: 12畳(焙じ室有り)
照明設備 調光卓(TOSHIBA):プリセットフェーダー 24本3段(300シーン記憶)
舞台ボーダーライト
橋掛かりボーダーライト
第1シーリングライト 500W 3回路×2個口
第2シーリングライト 500W 3回路×2個口
第3シーリングライト 500W 3回路×2個口
音響設備 調整卓(ヤマハ QL5)
アナログ入力×32 アナログ出力×16
ワイヤレスマイク 4波  他

豊田市能楽堂について

豊田市能楽堂は平成10年に開館しました。能楽が盛んであった桃山時代の能舞台をイメージした作りになっており、ロビーには武家を象徴する文様やデザインが施されています。客席数は458席と車椅子席3スペース、合計461席というほどよい空間の中規模サイズ、シートは落ち着いた若草色で、和風の青畳をイメージしています。屋根は開放的な切妻作りで、寄木造りの上に桧皮葺となっています。舞台正面の鏡板に描かれている老松は、東京芸術大学教授で日本画家である田渕俊夫さんの作品で、松のほこらの一つ一つや松ぼっくりにその特徴である写実的なものが表れています。老松の横には若竹の絵が描かれるのですが、ここの若竹の特徴はその皮までが描かれており、他の能楽堂にはないものです。 舞台の下には、12個の瓶が埋められていますが、前述の元々能舞台が屋外にあった頃の名残です。

正面入口からロビーには淡いグリーンを基調にした絨毯が敷かれており、その模様は茶室で言えば飛び石の役割をしています。天井の奥へと続くライトは飛び石と共にお客様を導くものです。
ロビーの右手壁面にある陶壁は加藤唐九郎さん(1898~1985)の作「緋藻」を、三男の加藤重高さん、孫の高弘さんの手により、この能楽堂の壁面に相応しい形に蘇らせたものであり、「緋藻変華」と名づけていただきました。陶壁の反対側にはお茶席(立礼席)を設けてあり、開演前のひとときや休憩時間に薄茶を楽しんでいただけます。その他、ロビーには様々な能装束や京都の人形作家である林駒夫さん(人間国宝)の作品が展示されています。この作品は、地元三河の知立八橋が取り上げられている在原業平の「伊勢物語」を題材にした能「杜若」をイメージしたものです。

豊田市能楽堂では、ほぼ毎月定期的に公演や講座を行っています。ぜひ一度お越しいただき、幽玄の世界を味わってみてください。

  • 豊田市能楽堂について1
  • 豊田市能楽堂について2
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